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株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 安田誠

この度の東日本大震災により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申しあげるとともに、被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申しあげます。

株主・投資家の皆様、平素は格別のご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。

株式会社エス・ディー・エス バイオテックは新たな船出を致します。

当社は、平成17年3月にファンドの協力のもと、MBO(マネージメント・バイ・アウト)により旧親会社(昭和電工株式会社)から独立致しました。その後、経営基盤の強化に努め、平成20年12月にはジャスダック証券取引所(現 大阪証券取引所JASDAQ市場)、翌年21年12月には東京証券取引所第二部への株式上場を実現致しました。更に、平成23年6月、当社への株式公開買付け(TOB)により、筆頭株主がこれまでのファンドから、出光興産株式会社へと移行致しました。これにより、当社のMBO以降の旅は一つのステージを終えることとなりました。今後は、親会社となりました出光興産株式会社とのシナジーを追求し、更なる成長のため、全社一丸となって経営の刷新に取組み、新たな船出を致します。

さて、2011年の農薬市場は、国内外とも前年の在庫調整の局面が解消され、比較的好調なスタートを切りました。ただし、国内におきましては、3月11日に発生した東日本大震災の影響が懸念される状況となっております。
こうした状況下、当社におきましては、ジェネリック品との競争が激化している欧米向けダコニール剤の対抗値下げを実施すること、および国内水稲除草剤が競合剤の影響を受けることから減益予想と致しております。
既に公表しております第2四半期の業績は、海外向け殺菌剤の出荷がアジアを中心として想定以上に好調であった為、当初の予想をやや上回る結果となりました。通期業績予想に関しましては、円高継続の懸念、海外市場におけるジェネリック品との競合に伴うさらなる値下げ圧力の懸念、東日本大震災による影響の多寡、また原価面においては原油価格等の動向に伴う原料価格の見通し等、依然として不透明かつ厳しい状況が想定されますが、引き続きコスト削減等に努めることで、現段階では通期業績予想値を確保できるものと判断しております。

そして今後は、再成長を目指すべく製品ラインアップの強化、海外展開の拡大、充実といった課題解決に向け、着実に取り組みを進めてまいります。特に、当社が得意とする化学農薬の技術と、新しく親会社になりました出光興産株式会社が得意とする微生物農薬の技術を積極的に活かし、ユニークな製品開発により、食の安全・安心に取組んでまいります。

今後も、株式公開企業としての責任を自覚し、さらなる業容の拡大に努めるとともに、ステークホルダーを始めとする皆様の期待と信頼にお応えできる企業となるよう、全社員一丸となって一層精進してまいる所存でございます。

ここに謹んでご挨拶申しあげますとともに、今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。


平成23年8月

代表取締役社長 安田誠