IR

IR情報

近況のご報告

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 寒河江充宏

 株主・投資家の皆様には、平素格別のご支援を賜りここに厚く御礼を申し上げます。

 当社は、出光興産グループの農薬事業の中核として、ライフサイエンス分野での研究開発力をベースに、有用動植物保護と防疫を主たる目的として事業活動をしており、1968年の設立以来、一貫して「増大する食料需要」と「食の安全・安心」に貢献すべく、安全で有用な製商品の提供を継続して参りました。

 2020年3月期における当社の状況は、横浜工場原体製造設備を再稼働し、当社ダコニール製品を待ち望んでおられた海外農家の皆様にも製品をお届けすることができるようになりました。水稲除草剤分野では、ベンゾビシクロンの海外展開を積極的に推し進めており、昨年11月には新たにトルコで登録を取得したことに加え、イタリアでは現地試験の結果が抵抗性雑草対策剤として高く評価されたことから、本年登録取得前の例外的使用許可の承認を受け販売を開始することが出来ました。

 2020年3月期業績につきましては、横浜工場原体製造設備の稼働を再開したことで、海外向けダコニール関連剤(原体及び製剤)の出荷が増加した一方、ダコニール原材料を工場で消費していることから、ダコニール原材料の販売は減少いたしました。また、水稲除草剤分野においては、国内販売数量が好調に推移していることに加え、近年のベンゾビシクロン海外農薬登録国拡大に伴い海外販売数量が増加いたしました。
 その結果、2020年3月期売上高は123億87百万円(前年比8億2百万円増、6.9%増)、営業利益は10億74百万円(前年比90百万円増、9.2%増)となりました。さらに、中国出資会社の好調な業績推移により同社からの受取配当金を402百万円計上し、経常利益は14億55百万円(前年比4億46百万円増、44.2%増)、当期純利益は11億87百万円(前年比7億96百万円増、203.5%増)となりました。

 今後の取り組みとして、ダコニール及びベンゾビシクロンを中心に当社の製品ブランド力、技術力を最大限に生かし、競争優位性を確保することで、安定した国内事業基盤での利益を確保しつつ、中・長期的に成長が見込まれる海外市場での積極的な市場拡大に挑戦いたします。また、生物農薬事業においても、新設したバイオロジカル部を中心に出光興産との更なるシナジー強化を図りながら製品売上高の増加と新規生物農薬製品の創出を加速化させてまいります。

 配当政策におきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。2020年3月期期末配当は、横浜工場が無事に再稼働を達成したことや今後の継続的な成長を勘案し、当初予想より3円増額し、1株当たり15円50銭、年間配当28円(前期比3円増配)とさせていただきます。2021年3月期につきましても年間配当28円と継続的な安定配当を実施したいと考えております。

 今後も、フェアディスクロージャーの徹底、コーポレートガバナンスの充実・強化を図ることにより、企業価値の向上を目指してまいりますので、末永いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2020年6月

代表取締役社長 寒河江充宏