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近況のご報告

株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 髙橋順一

株主・投資家の皆様には、平素格別のご支援を賜りここに厚く御礼を申し上げます。

当社は、出光興産グループの農薬事業の中核として、ライフサイエンス分野での研究開発力をベースに、有用動植物保護と防疫を主たる目的として事業活動をしており、1968年の設立以来、一貫して「増大する食料需要」と「食の安全・安心」に貢献すべく、安全で有用な製商品の提供を継続して参りました。

農薬業界を取り巻く環境は、世界的には人口増加や新興国の経済成長、バイオ燃料の需要増加に伴って農作物需要が拡大しており、中長期的にも成長が継続するものと思われます。 このような事業環境の中で、当社グループは、国内収益基盤の強化だけでなく、グローバル展開を見据えた収益構造改革を推し進めており、中国2企業への出資によるダコニール原体の供給体制強化に加え、4月20日にアメリカ登録を取得したベンゾビシクロンの海外展開により世界的な収益基盤の強化を図っております。

2017年度3月期における当社グループの状況は、世界的なダコニール需要の増加により、当社主力製品であるダコニール原体やその中間体IPNの出荷が好調であったものの、円高の影響を受けました。国内の水稲除草剤分野においても、ベンゾビシクロンの新規混合剤への切り替えが遅れたことより出荷が伸び悩みました。また、インド連結子会社であるラムサイズ社において、過年度の天候不順による在庫調整の影響や今期病害虫の発生が少なかったことで売上が低迷し、買収時の販売計画と著しい乖離が生じたことから連結決算において「のれん」の減損処理を行い、減損損失として778百万円を特別損失に計上致しました。 この結果、当社グループの2017年度3月期連結業績は、売上高14,988百万円、営業利益734百万円、経常利益561百万円、親会社株主に帰属する当期純損失203百万円となりました。

ラムサイズ社に対しては、経営体制の刷新として当社出向者を社長とした経営全般を主導できる形へと改め、売上高を追わずに確実な財務体質の改善を目指し、フリーキャッシュフロー黒字化を最優先に資金回収と借入金の削減を図ることで確実な再建を目指します。また、当社において成長戦略の柱となるダコニール事業の国内外における拡販とベンゾビシクロン海外展開を積極的に推し進めるとともに、緑化関連剤分野につきましても、お客様のニーズに応じた新製品の投入を通して事業収益基盤の強化に努めてまいります。

配当政策におきましては、増配はあっても極力減配をしない方針でおり、中長期の利益水準等を勘案しつつも、安定した配当を継続してまいります。また、フェアディスクロージャーの徹底、コーポレートガバナンスの充実・強化を図ることにより、企業価値の向上を目指してまいりますので、今後とも末永いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成29年6月

代表取締役社長 髙橋順一