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製品紹介

バイオセーフ
バイオセーフ
製品分類 生物農薬(殺虫剤)
有効成分 スタイナーネマ  カーポカプサエ  オール株(感染態 3 期幼虫)・・・250 万頭/グラム
性状 淡黄色塊状
有効年限 4 ヶ月(5℃)
包装 2億5000万頭/トレイ
7500万頭/トレイ
2500万頭/トレイ

バイオセーフは生きた天敵線虫(スタイナーネマ カーポカプサエ)を有効成分とする生物農薬(殺虫剤)です。
シバオサゾウムシ幼虫、タマナヤガ幼虫などに効果を示すほか、果樹類/モモシンクイガ幼虫防除にも使用できます。
化学農薬との近接散布が可能で、人畜や生態系への悪影響がなく安心して使用できます。

※バイオセーフ:登録商標第 2555383 号

バイオセーフの特長

  • 生きた天敵線虫を有効成分としている。

  • 人畜や生態系への悪影響がなく安心して使用できる。

  • シバオサゾウムシ幼虫、タマナヤガ幼虫、キンケクチブトゾウムシ幼虫、ハスモンヨトウ幼虫、にすぐれた効果を示す。

  • 果樹類・モモシンクイガ幼虫に対し土壌灌注処理ですぐれた効果を示す。

  • 枝幹穿孔性害虫であるクビアカツヤカミキリ幼虫、コスカシバ幼虫、ヒメボクトウ幼虫、センノカミキリ幼虫、キボシカミキリ幼虫、オリーブアナアキゾウムシ幼虫に樹幹加害部への散布、注入ですぐれた効果を示す。

  • 水に溶けやすい製剤なので散布液の調製が簡単。

  • 化学農薬との近接散布が可能である。

  • 既存の散布器具がそのまま使える。

  • 連用による薬剤抵抗性の心配がない。

  • 各種作物に対する薬害の心配がない。

attention効果・薬害等の注意

  • 本剤は、使用する直前まで冷暗所(約5℃)に保存する。但し、乾燥及び冷凍はさける。

  • 薬液を調整する際、本剤の使用量を所定の希釈液量で希釈し、調製はトレイ単位で行う。

  • 薬液は30℃以下の水で直射日光が当たらない場所で調製し、調製後は出来るだけ速やかに散布する。また、線虫は沈みやすいので常にかき混ぜながら散布する。

  • 芝、花き類・観葉植物、野菜類、果樹類、豆類(種実)、いも類に使用する場合の薬液の調製は、以下のとおり行う。

    • 1㎡当り0.5ℓ〜2ℓ処理する場合、2500万頭(約10g)を50ℓ〜200ℓの水に希釈する。
  • 本剤を使用する場合、乾燥や高温の条件下では線虫の効果が落ちるので使用はさける。

  • 本剤を使用する場合、地温が15℃以下では線虫の活動が低下して効果が劣るので、低温が予想される場合には使用をさける。

  • 本剤を芝に使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 散布は曇天又は小雨時に行なうことが望ましい。やむを得ず晴天時に散布する場合には出来るだけ日没時に行なう。
    • 芝が乾燥している場合には、散布前に予め散水する。また、線虫は芝の表面にも付着するので、散布後もスプリンクラー等でサッチ層が全体的に十分に濡れるまで散水する。
  • 本剤を花き類・観葉植物の株元灌注で使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 本剤の使用は幼虫防除を目的とし、株元に灌注する。
    • 薬液が葉に付着すると汚れが残るので、葉にかからないように株元に灌注する。葉に付着した場合、薬液が乾燥する前に散水し洗い流す。
  • 本剤をヤシに使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • ヤシオオオサゾウムシ幼虫防除を目的とし、ヤシ樹頂部に散布する。
    • 散布は十分滴るように行い、散布液量は目安として成木に対して10ℓ程度とし、ヤシの大きさによって適宜調整する。
  • 本剤をかんしょに使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 本剤をアリモドキゾウムシ・イモゾウムシに使用する場合は成虫並びに幼虫防除を目的とし、出来るだけ多くの散布水量で株元に灌注する。
  • 本剤を野菜類、花き類・観葉植物の土壌灌注で使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 本剤をハスモンヨトウに使用する場合は老令幼虫防除を目的とし、灌水チューブあるいは手灌注により株元に処理する。
    • 灌水チューブの種類(フィルター等)によっては、線虫が通り抜けられない場合があるので注意する。
    • 手灌注する場合、薬液が葉に付着すると汚れが残るので、葉にかからないように株元に灌注する。葉に付着した場合、薬液が乾燥する前に散水し洗い流す。
  • 本剤を果樹類のモモシンクイガに使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 本剤は土壌中に生息するモモシンクイガ中・老齢幼虫〜夏繭防除を目的とし、散布適期を見極めて処理する。
    • 散布場所はモモシンクイガ幼虫発生源土壌(果樹園、放任園)とし、雑草等植物が繁茂している場合には、それらをなるべく取り除いて処理する。確実に線虫を土壌に処理するため、植物に付着した線虫を洗い流す「後散水」はより効果的である。
    • 本剤の施用は慣行防除の補完剤として密度を抑制し被害果率を下げるために使用する。慣行防除の補完剤以外の利用では効果が劣る場合もある。
  • 本剤を果樹類のコスカシバに使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • コスカシバの虫糞が見られる所を中心に主幹部全体に散布し、おうとうでは収穫後、虫糞が見られる所を中心に散布すること。散布液量は目安として成木に対して1〜5ℓ程度とし、樹の大きさによって適宜調整する。
    • 散布は小雨時に行うことが望ましい。晴天時の散布はさける。
  • 本剤をさくらに使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 本剤をコスカシバに使用する場合は、虫糞が見られる所を中心に散布する。
    • 散布部位の樹液が多く滲出している場合は、これを除去して処理する。散布液量は目安として成木に対して1〜5ℓ程度とし、樹の大きさによって適宜調整する。
    • 散布は小雨時に行うことが望ましい。晴天時の散布はさける。
  • 本剤をたらのきに使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 本剤をセンノカミキリに使用する場合は、樹皮に加害痕がある所を中心に、加害部位に集中的に散布する。散布液量は目安として、成木に対し、100㎖〜500㎖程度とし、樹の大きさによって適宜調整する。
    • 散布は小雨時に行うことが望ましい。晴天時の散布はさける。
  • 本剤をクビアカツヤカミキリ幼虫及びゴマダラカミキリに使用する場合は、予め、木屑排出孔の木屑を水で洗浄除去し、隣接する排出孔から溢れ出すまで十分量を注入すること。処理は小雨時に行うこと。晴天時の処理はさけること。

  • 本剤をなし、りんご、いちょう、いちょう(種子)に使用する場合は、以下の点にも留意する。

    • 本剤をヒメボクトウに使用する場合は、被害樹の加害痕である木屑排出孔の木屑を除去した後その排出孔を中心に薬液が滴るまで集中的に散布、あるいは排出孔内に注入する。散布・注入液量は目安として、被害枝あたり200㎖〜800㎖程度とし、被害程度によって適宜調整する。
    • 散布は小雨時に行うことが望ましい。晴天時の散布はさける。
  • 本剤をオリーブ、オリーブ(葉)に使用する場合には、以下の点にも留意する。

    • 本剤をオリーブアナアキゾウムシに使用する場合、樹幹を加害する幼虫期防除を目的とし、春〜初夏及び秋〜晩秋にかけて処理する。
    • 散布場所は、地上20〜30㎝程度までの産卵痕がある所や木屑が吹き出している所を中心に、薬液が滴るまで散布する。散布液量は目安として、根元付近の幹直径が10㎝の場合は40㎖〜100㎖程度とし、樹の大きさによって適宜調整する。
    • 散布は小雨時に行うことが望ましい。晴天時の散布はさける。
  • 本剤をしいたけ(菌床栽培)のナガマドキノコバエ類およびムラサキアツバに使用する場合には以下の点にも留意すること。

    • 菌床全体にむらなくしみわたるように十分量を散布すること。
    • 菌床への散水、または水洗浄の作業をした後に散布すること。
  • 本剤をしいたけ(原木栽培)のハラアカコブカミキリに使用する場合には以下の点にも留意すること。

    • 本剤を使用する場合は、夕刻又は曇天、少雨の散布が望ましい。
    • 原木への散水作業をした場合、その直後に散水すること。
    • 散布後、激しい降雨が見られた場合は、効果が低下する可能性があるので、再度散布すること。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

attention安全使用上の注意

  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受ける。使用後は洗眼する。

  • 本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。

  • 街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札をたてるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。

〔保管〕:直射日光および乾燥をさけ、冷暗所(約5℃)に食品と区別して保管する。

散布方法に関する注意

(枝幹害虫に使用する場合)

処理時期:産卵期〜幼虫喰入期。
直射日光をさけ、曇天日の処理又は夕方に処理する。
産卵箇所確認:幼虫喰入箇所を確認する(樹液、ヤニ、粉状の新しい糞が排出されていることが判断基準)。
効果を判定する試験の際は白いマジックなどで幼虫喰入箇所に印をつけておく。
薬液の準備:2,500万頭(約10g)を使用液量の水で希釈し被害確認部位に薬液が滴るまで塗布又は散布あるいは注入する。
効果判定:処理約1 ヶ月後に産卵喰入箇所(処理時に印をつけた部分)を調査し、生死を判断する。粉状の糞排出→生存、排出なし→死亡。

(芝に使用する場合)

使用量:線虫25万頭/㎡

使用時期:幼虫発生初期

バイオセーフの散布

  • 25万頭/㎡の割合に調製した線虫懸濁液を0.5〜2ℓ/㎡の割合で均一に散布する。

  • 単位面積当たりの線虫頭数が守られていれば散布液量は多い方がよい。

処理前後の散水

  • 芝の茎葉に付着した線虫をサッチ層まで洗い落とすため処理後速やかに十分量散水する。

  • 晴天・乾燥時に散布する場合はバイオセーフ処理前に軽く散水するとよい。

使用上のポイント

  • タマナヤガの防除については、幼虫の発生初期に薬剤散布を行う。

  • シバオサゾウムシについては、幼虫にしか効果がないので、幼虫の密度の高い時期(6〜7月及び9〜10月)に薬剤散布を行う。

図

農薬登録(登録番号):エス・ディー・エス バイオテック(21503)

販売:アグロ カネショウ、協友アグリ、サンケイ化学

製品のご購入については、下記、販売会社様、または弊社へお問い合わせ願います。

  • アグロ カネショウ株式会社
  • 協友アグリ株式会社
  • サンケイ化学株式会社
  • エス・ディー・エス バイオテック 営業部 TEL:03-6867-8320 FAX:03-6867-8329