

2025年8月27日(水)フードチェーン脱炭素シンポジウム2025<肉牛編>を開催いたしました。
※受付終了しております。
フードチェーン脱炭素
シンポジウム2025
<肉牛編>とは

食品・畜産業界における脱炭素への取組は、牧場、食品加工、流通・小売りといったフードチェーン全体の連携が、その成功を左右する重要な要素とされています。
本シンポジウムでは、政策動向や温室効果ガス(GHG)の削減に関する最新技術、肉牛を対象とした実証事例、さらにフードチェーン全体での協働戦略について幅広い知見をお届けします。
この場が、参加者の皆様にとって持続可能な食品・畜産業の未来へ向けた新たな一歩を踏み出す契機となることを目指しています。
各分野の専門家から、政策、技術、畜産、金融の視点から食品・畜産業界の脱炭素への挑戦を深掘りします。
幅広い視点からの知見を得られる貴重な機会です。
温室効果ガス削減に向けた革新的な技術と実際の牧場での先進的な実践事例を詳しく解説。
業界の未来を切り開く取組を学ぶことができます。
登壇者と来場者が直接交流できるネットワーキングセッションを開催。
知識共有だけでなく、新たな協働の可能性を見つける絶好の機会です。
開催概要
日時
場所
東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 COREDO室町テラス3階 MAP
定員:100名様
【オンライン】 特設サイト
※本特設サイトの「ログイン」よりお入りください。
※事前登録いただいた方のみご視聴いただけます。
sds_symposium@plan-sms.co.jp
ご講演内容
及び企画
(1)基調講演①
畜産業界のカーボンニュートラル実現に向けた政策ビジョンと取組み
「農林水産省地球温暖化対策計画」の畜産分野における政策ビジョンをお示し頂き、さらに畜産生産現場におけるGHG削減促進取組として、Jクレジット制度の推進及び畜産物における「見える化」検討状況についてご解説いただきます。
農林水産省 畜産局 総務課 畜産総合推進室
専門官 山本 将平 氏
(2)基調講演②
牛のメタン削減における最新研究とその社会実装について
牛からのメタン削減は飼料等による第一胃(ルーメン)発酵調節が重要となる。本講演では牛からのメタン削減のためのアプローチを概観するとともに、大幅メタン削減を達成するための取組についてご解説いただきます。
北海道大学大学院農学研究院 畜産科学分野 教授
小池 聡氏

(3)特別講演①
持続可能な畜産経営の実践とメタン削減の取組み事例
肉牛肥育牧場として実践してきた多様なサステナブル施策と、牛のげっぷ由来のメタン排出削減に着手した経緯、現場で得られた気づき、さらにメタン削減が経営にもたらした効果と有用性をご解説いただきます。
株式会社熟豊ファーム
代表取締役社長 石飛 修平氏

(4)特別講演②
フードチェーン全体で取組むカーボンインセッティングの可能性
持続可能な畜産が注目を集める中で、一次産業を母体とする金融機関の立場にてサステナビリティにかかる国際的な動向と、具体的なアクションとしてのインセッティングの可能性についてご解説いただきます。
農林中央金庫 食農法人営業本部 営業企画部
サステナビリティ共創グループ 部長代理 宮島 誠史氏

(5)自社講演
カシューナッツ殻液を活用したメタン削減ソリューション
本講演では、牛のげっぷ由来メタンを削減する飼料添加物「カシューナッツ殻液(CNSL)」の特徴、メタン削減の具体的なメカニズム、ならびに当社が実施した牛での実証試験や測定事例について、解説いたします。
株式会社エス・ディー・エス バイオテック
アニマルニュートリション部 国内事業グループ長 杉本 康明
(6)交流企画ネットワーキング(会場企画)
シンポジウム終了後、ご参加者間の交流を促進し、GHG削減への機運を一層高めることを目的として、ネットワーキングを開催いたします。当日は、事前アンケートの結果をご紹介するとともに、カシューナッツ殻液(CNSL)を飼料として与えた和牛のローストビーフやジャーキー等をご試食いただけます(数量限定)。