カシューナッツ殻液であなたの牛の未来を描く カシューナッツ殻液であなたの牛の未来を描く

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CNSLの
チカラpower of cnsl

カシューナッツ殻液
(CNSL)とは?

「カシューナッツ」と聞くと、どんなイメージをお持ちですか?中華料理で鶏肉といっしょに?ビールのおつまみ?
皆さんお馴染みの美味しいカシューナッツ。そのカシューナッツを包んでいる殻から得られる天然抗菌素材の「カシューナッツ殻液(CNSL)」。出光は、大学や研究機関の協力により、このCNSLに家畜の健康を守るチカラがあることを発見しました。

実はカシューナッツを守る「殻」にはすごい力があるんだね!

カシューナッツ殻液(CNSL)はベタベタで、有効成分も時間とともに変化してしまう非常に扱いにくい素材です。
出光では、このCNSLを飼料原料として扱いやすく、しかも有効成分が変化しにくい加工技術を開発し、安心して家畜に給与できる製品開発に成功いたしました。

すごい力1

乳生産性に寄与

カシューナッツ殻液(CNSL)を含んだ製品を乳牛に食べさせると、乳量が平均0.9㎏高くなることが観察されました
(実施場所:群馬県)※自社実施データ

ホルスタイン種は暑さに弱いので夏場は乳量が減ってしまいますが、製品を給与した年度は特に夏場の乳量の落ち込みが緩やかになっていました。

乳生産性が向上するね!

すごい力2

繁殖成績も良好に

分娩前後は生理的にも“負のエネルギーバランス(NEBAL)”に陥りやすく、その影響が様々な形で現れることが知られており、その影響が顕著に現れるのは繁殖成績だと思います。
カシューナッツ殻液(CNSL)を含んだ製品を乳牛に給与した際、分娩サイクルがうまく回っている結果(空胎日数の短縮)となりました。また、種付け(受精)に関する成績も良好で、乳牛の受胎率や妊娠率といった、繁殖成績の指標となる項目の数値も良化していました。(実施場所:群馬県)※自社実施データ

繁殖成績がすごくなったね! 繁殖成績がすごくなったね!

すごい力3

肉牛の体重増加

カシューナッツ殻液(CNSL)を含んだ製品を黒毛和種の肥育牛に食べさせると、出荷時の体重や1日当たりの体重増加量(DG)も大きい結果でした。(実施場所:岐阜県)
また、肉質には影響を与えずにロースの芯となる筋肉の大きさは,カシューナッツ殻液(CNSL)を含んだ製品を食べていたほうが大きいという結果でした。※自社実施データ

肉質は保ちつつ、カラダは大きく!

cnsl
基本情報basic of cnsl

カシューナッツ殻液製剤(CNSL)はルーメン(胃の中)の健康維持をサポート! カシューナッツ殻液製剤(CNSL)はルーメン(胃の中)の健康維持をサポート!

ルーメン内の
エネルギーup!

カシューナッツ殻液(CNSL)を含んだ製品を牛に食べさせると、体内でエネルギーとなる、酢酸やプロピオン酸が顕著に増加していました!

ルーメンの
機能維持をサポート!

牛の第一胃(ルーメン)は、牧草や穀物から牛が必要とするエネルギーの約60%〜70%を生み出す微生物が住む大切な器官です。カシューナッツ殻液(CNSL)は、飼料の分解・発酵の低下につながる微生物の働きを弱め、ルーメン内の微生物環境を整えることで、ルーメンの機能維持をサポートする働きがあることが報告されています。

カシューナッツ殻液製剤(CNSL)で家畜由来のメタン対策⁉ カシューナッツ殻液製剤(CNSL)で家畜由来のメタン対策⁉

地球温暖化の原因と言われる温室効果ガス。じつは、地球全体の温室効果ガスの約15%が家畜由来と言われています。
特に有名なのが牛のゲップに含まれるメタンガス。2006年からの北海道大学と共同研究の成果として、カシューナッツ殻液製剤(CNSL)はこのメタンガスを大幅に抑えるデータが実験室試験で確認されています。
さらに、カシューナッツ殻液製剤(CNSL)を牛に与えることで、牛の第一胃(ルーメン)から排出されるメタンを約2割低減することを確認し、学会・論文等で発表しています。

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