農薬を目的とした生理活性物質の探索（有機化学合成研究）

【具体的な業務について】

・配属先となる合成グループでは、①新規有効成分の探索研究（探索課題の企画立案、デザインした化合物の合成、大量合成法の確立）、および②既存農薬有効成分の安定製造に貢献する技術支援が主業務となります。
・新規有効成分の創製に向けて、研究所の生物評価を担うグループ、製剤や分析を担うグループと協業することによって、開発サイクルを回していきます。ご自身の専門性を活かしながら、関係者との連携を密にして検討を進められる企業研究員として活躍して頂きたいと考えております。
・つくば研究所では新たな合成技術や効率的な探索手法の獲得を強く推進しており、提案力や挑戦力を発揮して頂きたいと考えております。

【必須要件】

・大学院(自然科学系学科)博士前期課程（修士課程）卒以上の学歴をお持ちの方
・化学物質の合成実務（合成法立案、実験、データ解析等）を自身で推進することができる方
・有機化学（特に複素環化学）に関する相応の知識をお持ちの方
・化学物質の有害性や危険性に関する相応の知識をお持ちの方

【歓迎要件】

・生理活性物質の探索業務経験をお持ちの方（医薬、農薬探索の経験者は特に歓迎）
・データサイエンス、またはインフォマティックスを利用した実務経験をお持ちの方
・数十g~数Kgスケールの合成実験、原単位計算等、製造法開発業務の経験をお持ちの方
・海外の研究者やクライアントとの折衝の経験をお持ちの方

【組織ミッション/組織構成】

つくば研究所では、化合物・微生物・天然物を用いた農業・畜産向けの新規有効成分の探索・創製および既存原体・製品の価値最大化を目指した用途・新製剤・普及技術を生み出すことをミッションとしています。

【つくば研究所だからこその面白さ】

・つくば研究所には、合成、微生物生産、製剤、分析、生物評価といった農薬・畜産資材の研究・開発機能が集約されています。本社（東京都千代田区）や試験圃場がある農事試験場（茨城県小美玉市）まで各々一時間程度でアクセスできるため、関係部署との連携もスムーズに取れます。
・平均年齢40歳以下で若い研究員が多く在籍しております。また、会社の方針に基づき、研究員の自由な発想を原動力として困難な課題へ果敢に挑戦する姿勢が尊重されることも、魅力の一つです。
・出光グループの一員として出光興産株式会社との技術的交流も積極的に行っております。

【メッセージ】

・新たな有効成分や新規製剤の開発のためには、研究所の有機合成や微生物培養を担うグループ、製剤や分析を担うグループと役割分担を行い、開発サイクルを円滑に回すことが重要となります。ご自身の専門性を活かしながら、リーダーとして関係者からの連携を密にして検討進められる企業研究員として活躍して頂きたいと考えております。
・つくば研究所では微生物の単離、培養、産生物質の分析技術の獲得を強く推進しており、提案力や挑戦力も発揮して頂きたいと考えております。