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製品紹介


製品分類 | 殺線虫剤 |
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有効成分 | 1,3-ジクロロプロペン(PRTR・1種)・・・97.0% |
性状 | 淡黄澄明液体 |
毒性 | 劇物 |
危険物 | 第四類第二石油類・非水溶性(1000ℓ) |
DBNo. | 4041-074343 |
有効年限 | 3年 |
包装 | 20ℓ缶 |
DC油剤は、有効成分を高濃度含有していることから、使用量が少なく省力的な殺線虫剤です。
春先や秋季の低温時でも効果を発揮し、ネコブセンチュウの他、防除しにくいネグサレセンチュウ・シストセンチュウにも効果があり、ばれいしょの青枯病・そうか病にも有効です。
の特長
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有効成分を高濃度に含有しているので使用量が少なくすみ省力的である。
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春先や秋季の低温時でも効果を発揮する(地温7℃以上が望ましい)。
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ネコブセンチュウのほか、防除しにくいネグサレセンチュウ、シストセンチュウにも効果がある。
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ばれいしょの青枯病、そうか病にも有効である。
効果・薬害等の注意
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土壌中にガスを十分拡散させるため、耕起、整地はていねいに行なう。
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生育中の作物には薬害を生ずるおそれがあるので使用しない。
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処理は原則として作付の10〜15日前に行い、作付の3〜4日前に畑を耕起して十分にガス抜きをする。ガス抜きが不十分な場合には、薬害を生ずるおそれがあるので注意する。
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処理後大雨があったり、土壌が重粘土質で通気の悪い所では、ガス抜きを特に念入りに行なう。
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温度の低い時、薬量を多くした時は、注入から作付までの期間を少なくとも1週間くらい長くする。
処理後、未消毒の土がなるべく混入しないよう注意する。
ばれいしょのそうか病に対しては、地温が低いと効果が不十分な場合があるので注意する。
処理後の放置期間と効果、薬害との関係は、土壌の種類、腐植土の多少、温度、土壌水分、作物の種類によって一様でないので本剤の使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意する。
特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
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医薬用外劇物。取扱いには十分注意する。
誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、保温して安静にしながら、直ちに医師の手当を受けさせる。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には通風の良好な場所で足を高くし、顔を横に向け、体を暖め、頭部を冷やして安静にしながら、直ちに医師の手当を受ける。 本剤は眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないよう注意する。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受ける。
本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意する。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とす。
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本剤の投薬及びガス抜き作業の際は吸収缶(活性炭入り)付き防護マスク、不浸透性手袋、保護眼鏡及び長ズボン・長袖の作業衣を着用し、薬液が皮膚に付着したり、揮散したガスを吸い込んだり、また薬液やガスが眼に入らないよう注意する。
作業に際してはガスに暴露しないように風向き等を十分に考慮する。特に住宅付近での使用にあたっては十分注意する。
作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換する。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯する。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意する。
本剤が衣服等に付着した場合には直ちに着替え、本剤が付着した衣服等は他のものとは分けて洗濯し、臭気が抜けるまでは身に付けない。
茶葉を収穫する茶樹成木には使用しない。また茶樹幼木に使用する場合は、翌年に茶葉を収穫しない。
ミツバチの巣箱周辺での使用はさける。
作業中及びくん蒸中の圃場へ小児等作業に関係のないものや家畜、家禽が立入らないよう十分に注意する。
街路、公園等で使用する場合は、作業中及びくん蒸中に小児や作業に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払う。
体調の悪いとき、妊娠中、飲酒後等は取扱い及び作業をしない。
危険物第四類第二石油類に属するので火気には十分注意する。
火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努める。漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収する。移送取扱いはていねいに行う。
魚毒性
①水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼすおそれがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用する。養殖池周辺での使用はさける。
②使用量に合わせ秤量し、使いきる。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さない。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理する。
〔保管〕:火気をさけ、種子、苗、肥料及び他の農薬などと隔離する。食品と区別して、直射日光があたらない鍵のかかる低温で乾燥した場所に密栓して保管する。盗難・紛失の際は、警察に届け出る。
〔廃棄〕:空容器等は環境に影響を与えないよう適切に処理する。
毒劇法及び化管法に対応するその他の注意事項は 別表の分類2 に表示してある。
農薬登録(登録番号):エス・ディー・エス バイオテック(22031)
販売:全農、協友アグリ、ホクサン
DC油剤の上手な使い方
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処理時期
- 線虫、コガネムシ幼虫の密度が高い4月〜11月に処理すると優れた効果が得られる。
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処理前の作業
- 前作物の残渣などは取除いておく。
- 耕うんは細かく、ていねいに行なう。
処理時期とガス抜き期間
- 季節によって、薬剤処理からガス抜きまでと、ガス抜きから植付までの日数が異なるので、処理時期と植付時期は正しく計画する。
上手な処理の仕方
- 注入は地表から15〜20㎝の深さに行なう。
- 全面処理の場合…手動消毒機なら30㎝千鳥で深さ15〜20㎝に、動力消毒機なら30㎝間隔で深さ15〜20㎝に1穴当り1.5〜2㎖を注入して覆土・鎮圧する。
- 部分処理の場合…は種または定植の予定部分に30㎝間隔で深さ15〜20㎝に1穴当り1.5〜2㎖を注入して覆土・鎮圧する。
- 有機質の多い畑、低温のときなどの場合は登録の範囲内で薬量を多目にする。
- ポリエチレン、ビニールなどで被覆すれば効果は更に高まる。
- 処理量を多くしたとき、ハウス内のとき、雨が降ったとき、低温のときなどは、ガス抜きはとくにていねいに行なう。
製品のご購入については、下記、販売会社様にお問い合わせ願います。
- 協友アグリ株式会社
- ホクサン株式会社
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