BUSINESS

事業内容

生産拠点

横浜工場

当社の生産拠点である横浜工場は、横浜港の近くに立地し、世界初の「ダコニール原体」製造プラントとして、1969年に稼働を開始しました。
横浜工場では、原体製造プラントとともに、殺菌剤ダコニール1000などの最終製品を製造する製剤プラントを併設しており、原体から最終製品まで、「ダコニール」製品の一貫生産体制を整えています。また、殺虫剤や除草剤の中間体となるテトラクロロテレフタロニトリル(TCTPN)の製造も行っております。品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」の認証取得はもちろんのこと、自社工場での一貫生産により、原材料から製造工程を経て最終製品の包装、出荷に至るまで、すべての工程で環境、安全、品質、性能への万全な責任体制を取っています。
今後とも、国内外のお客様の信頼に応えられるよう、製造技術の高度化や出荷関連設備の拡充などを進め、高品質、高性能の「ダコニール」製品の安定供給に、横浜工場一丸となって取り組んでまいります。

横浜工場
  • ダコニール原体の製造工程
  • 製剤製品の製造工程

ダコニール1000は70種類以上の作物、150種類以上の病害に登録があり、一般的なラベルでは記載しきれません。そのため、特殊な加工によりラベルを何重にも重ねることで、農家の皆様が使いやすく、正しい情報が伝わるようなオリジナル製品ボトルを考案いたしました。

(撮影した写真)

高い製剤技術

  1. バナナの葉における散布後の様子
    薬剤散布時において、ダコニール720SCは濡れ性が高く葉の表面に均一に付着します。一方で、ジェネリックAは濡れ性が低く、白い点が目立つため薬剤が多く残存しているように見えますが、薬剤が均一に付着しておりません。そのため、ダコニール製品はジェネリック品と比較して安定した良好な効果を示します。
    (左:ダコニール720SC、右:ジェネリックA)
  2. 耐雨性の評価結果
    薬剤をキュウリ葉面に処理し、その薬剤付着量及び降雨後(薬剤処理1時間後及び18時間後)の薬剤残存量をGC分析により調査し比較しました。その結果、ジェネリック品と比較してダコニール720SCは明らかな高い残存率を示し、降雨によっても安定した効果を示します。
  • ダコニール720SC
    ダコニール720SC
  • ジェネリックB
    ジェネリックB
  • ジェネリックC
    ジェネリックC
グラフ

これらは一例ではありますが、ダコニール製品は農家の皆様のために高い製剤技術を駆使した製品であり、そのブランド力は高く評価され、現地で使用されております。