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製品紹介

Swift Dynamic製剤

Swift Dynamic製剤とは

Swift Dynamic製剤(SD製剤)は、近年の生産者の高齢化や圃場大規模化に伴う作業効率化・省力化のニーズに応えるため、当社のオリジナル製剤技術を活かして開発した、水稲除草剤専用の軽量・少量自己拡散製剤です。
従来の1キロ粒剤と比較して散布量が200gと軽量な為、散布作業負担の軽減だけでなく、副資材、包装資材の削減に貢献する環境にも配慮した製剤です。

※Swift Dynamic は㈱エス・ディー・エス バイオテックの登録商標です。

SD製剤の特長

1.除草剤散布量が1キロ粒剤の20%

SD製剤は、1キロ粒剤と比較して、10a当たり200gでしっかり効果を発揮します。
軽量な為、輸送・保管効率化、薬剤タンクへの投入・散布作業の負担軽減に貢献します。

SD製剤と1キロ粒剤の散布量比較

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散布面積1ha当たりの重量比較
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圃場面積別の散布量比較

SD製剤と1キロ粒剤のボリューム比較

SD製剤は、1キロ粒剤と比較して粒剤のボリュームが40~50%程度の為、各種散布機の薬剤タンクには約2倍相当の散布薬量を充填可能です。

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10a当たりの散布量の嵩比較
※容器は1リットルビーカーを使用
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散布量・散布可能面積比較

2.拡散性に優れた当社オリジナル軽量・少量自己拡散製剤

SD製剤は、着水と同時に粒が水面を漂いながら、有効成分が溶け出し、水中を拡散していきます。少量ですが、当社オリジナル処方によりフロアブル剤や従来ジャンボ剤と同等の拡散性及び除草効果を実現しています。更にSD製剤は軽量な為、除草剤散布における作業負担軽減に貢献します。

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同一薬剤のSD製剤とフロアブルの拡散性及び除草効果比較

当社内試験において、同一製品のSD製剤とフロアブルでは、散布地点から両端までの除草効果及び拡散性が同等であることを確認しています。

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試験風景:圃場中央部(赤色部分)が薬剤散布箇所
試験場所:当社社内試験圃場(茨城県)

各地点の除草効果比較

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SD製剤と従来ジャンボ剤の拡散性及び除草効果比較

有効成分Bを同一量含有するSD製剤のジャンボ剤(散布量20g/a)と従来ジャンボ剤(散布量50g/a)では、散布1時間後における有効成分Bの水中濃度(地点1~9地点)が同等であり、散布後28日目の除草効果(地点1,3,7,9)においても同等であることを確認しています。

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試験風景:圃場中央部(赤色部分)が薬剤散布箇所
試験場所:当社社内試験圃場(茨城県)
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有効成分Bの地点別水中濃度(溶出量)比較:散布1時間後
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圃場4地点のノビエに対する除草効果(散布後+28日)
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    試験区外の雑草
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    地点1付近(SD製剤処理)イメージ
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    地点9付近(SD製剤処理)イメージ
試験区外(未処理)の雑草生育状況との比較

SD製剤と1キロ粒剤の散布ルート比較

特に、ドローン機体を使用した散布場面では、SD製剤は、1キロ粒剤と比較し、薬剤の重さが20%であり、機体への負担軽減に貢献するだけでなく、SD製剤自体が自己拡散する為、30a(30m×100m)の圃場であれば、1往復で散布が可能です。

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ドローン散布ルート(イメージ)

3.様々な散布方法に対応

ドローン散布、畦畔からの散布(湛水周縁部散布)、水口処理だけでなく、田植同時処理の適用拡大に向けて、現在社内外の試験データを着実に積み重ねています。将来的な適用拡大により、農薬散布場面における省力化、作業負担軽減に貢献していきます。

4.環境に配慮した除草剤

当社は、持続可能な農業の発展を目指した取り組みとして、SD製剤の普及に尽力しています。 SD製剤は、当社の優れた製剤技術により有効成分以外のその他成分(副資材)の量を大幅にカットしています。軽量且つ少量な為、作業負担に貢献するだけでなく、包装資材のサイズも1キロ粒剤と比べてコンパクトになり、環境負荷へ配慮した製剤となっています。

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10a当たりの散布量における成分量比較(イメージ)